音楽好き好き

音楽好き好き

日々気合

@邦楽

映画:フィッシュマンズ

Fishmansのファンなので,観に行ってきました.とてもいい映画だったと思います.彼らのファンなら大方好意的な意見を持つのではないでしょうか?ネタバレになるので本文では映画の演出に触れませんが,既に知られている彼らの歴史には触れていきます. 私は…

AMARGA-Tarde- - Especia

以下の文章は,今までEspeciaというグループを知りながらも,実質黙殺してしまった私の身勝手な懺悔です. Especiaと私の邂逅ははっきり覚えていて,当時(今も)好きだったフレネシのカバーを偶然聴いた時でした. フレネシ(frenesi) · Especia「海辺のサ…

Breathe - UA

成長を感じるのが人の幸福という,イェーツの言葉を噛みしめる.平穏は死んでいるのとあまり変わらない.忍び寄る真空のような虚しさ. 森の土,空気,光,におい,愉快な動物達.両耳から灰色の心に流れ込むイメージ,心地いい風に吹かれて,救われる.

港の見える街

www.youtube.com

ハイカラ・ガール - capsule

中田ヤスタカとこしじまとしこによるユニット,capsuleのファーストアルバム「ハイカラ・ガール」.2001年の作品です.とてつもなくポップですが,この作品と,(perfume含む)セカンド以降では何かが決定的に異なる印象を受けます.その差はおそらくピチカ…

AMETORA - UA

UA,彼女のことを知ったのは2003~2006年に放送されていたNHKの教育番組「ドレミノテレビ」がきっかけでした.この番組でUAは奇抜な衣装を纏ったうたのお姉さん「ううあ」に扮し,飛んだり跳ねたり歌ったりと,当時小学生の私に強烈なインパクトを与えてくれ…

suomi - Gutevolk

Gutevolk名義では二作目の西山豊乃のアルバム,「suomi」.2003年の作品です.チェロやウッドベースが結構全面に出てくるのですが,歌声がとても軽やかで儚いので,白昼夢を見ているような気分になります.ジャケットのイメージに引っ張られすぎかもしれませ…

JUMP UP - SUPERCAR

SUPERCARは中学生当時かなり好きだったバンドです.今ものすごく久し振りに聴いているのですが,やっぱりまだ好きなバンドだと再確認. 1997年に青森で結成し,2005年に解散.メンバーは中村弘二(ナカコー,iLL),石渡淳治(いしわたり淳治),古川美季(…

Ombre - 辻林美穂

先日奈良観光を兼ねてジャンゴレコードさんまで買い求めた,辻林美穂さんの「Ombre」を取り上げたいと思います.エレガントなジャケットが期待を煽りますね. 辻林美穂の「ombre」他二点をジャンゴレコードさんで購入。怖い店主さんだったら怖いなと思ってま…

辻林美穂と私の同時多発的な出会い

最近音楽に対して内心うんざりしていた気がする. 音楽を好きであり続けるためには,自分が音楽好きであると盲信していなければならないみたい.最近自分が音楽好きだと信じれなくなってきた — wakuwaku (@wakwak_dokdok) August 30, 2019 それは音楽が悪い…

ゆらゆら帝国のめまい - ゆらゆら帝国

2003年発売.何と言ってもジャケットが目を引く.女性の顔が何枚も合成され,並べられており,不気味さすら覚える.同時に発売された「ゆらゆら帝国のしびれ」には,この「めまい」と同様の方式で男性の顔がジャケットにあしらわれている.併せて楽しみたい.…

welcome - さかな

猫を被ったような文体にもいい加減飽きてきたので,もう少し普段に近づけてみる. 「welcome」は「my dear」の次に出されたさかなのフルアルバム.1999年.チュロスかと見まごう大きな口の女性がジャケットに描かれている.盤面にも描かれており,ちょうど口…

正しい相対性理論 - 相対性理論

今回は相対性理論ファンにとって賛否両論らしい,有名ミュージシャンによるリミックス集の「正しい相対性理論」を取り上げたいと思います.2011年の作品ですが,未だに?解決されていない謎があります.まずは収録曲とアレンジャーを列挙したいと思います(…

アワーミュージック - 相対性理論/渋谷慶一郎

今回は相対性理論というバンドが渋谷慶一郎氏とコラボした2010年のシングル,「アワーミュージック」を取り上げたいと思います.曲数的にアルバムかと思ってましたが,あくまでシングルみたいです.この作品が発表されるにあたって,ミュージック・マガジン…

JP - クラムボン

今回はクラムボンの1999年の1stアルバム,「JP」を取り上げます.クラムボンは高校時代にめちゃくちゃ聴いていたので,非常に思い入れがあるバンドです.中学ではアジカンとかナンバガとかのロックバンドばかり聴いていた気がするのですが,ちょっとジャジー…

DODECAGON - キリンジ

自分が東京に就職することになるとは考えてもみなかったんですが,まあしょうがないですよね.それなりの企業はだいたい東京に集中してますし.辛酸を舐めもしましたが,なんだかんだ結構満足しています.そんな気分に合いそうな一枚を探していたら,キリン…

WELCOME BACK - 矢野顕子

就活,何とかなりそうです.やはり運命と言うか,思い返せば自分とかなり縁がある企業に引きつけられた感じがします.人生塞翁が馬とはよく言ったものですね. 今回は矢野顕子の1989年の作品,「WELCOME BACK」を取り上げたいと思います.このアルバムの目玉…

Chordiary - Little Creatures

Little Creaturesが設立したレーベル,CHORDIARYの元?なんですかね,同名タイトルのミニアルバム「Chordiary」を取り上げます.2000年の作品です.彼らはバンドなので,このアルバムも確かにバンドサウンドなんですが,個人的にはそれを越えた何かを感じま…

クチロロ - □□□

クチロロの2004年のファーストアルバム,「クチロロ」を取り上げます.深夜に聴くとまた違った趣があります.アマゾンのレビューとか読んでますと,ミュージック・マガジンの日本のロック部門で,2004年の年間一位に選ばれているようですね,今の今まで知ら…

Bellissima! - Pizzicato Five

Pizzicato Fiveの二作目で1988年に発表されたアルバム,「Bellissima!」を取り上げます.イタリア語で「最も美しい女性」というキザなタイトルのこのアルバムは,しかし全く名前負けしていない,素晴らしい作品だと思います.ボーカルは田島貴男,当時はオリ…

CUTIE CINEMA REPLAY - capsule

可愛らしい曲がこれでもかと詰め込まれた,capsuleのセカンドアルバム「CUTIE CINEMA REPLAY」を取り上げます.2003年の作品です.ファーストはかなり歌謡曲に寄せて作られていましたが,この二作目から一気に本性を現したと言いますか,いわゆるperfumeっぽ…

beautiful. - Fantastic Plastic Machine

Fantastic Plastic Machine(以下FPM)の三枚目のアルバム,「beautiful.」を取り上げたいと思います.2001年の作品です.FPMは田中知之の一人ユニットで,wikiで調べると京都出身なんですね.知りませんでした.ジャンルはハウスミュージックっていうんです…

それいゆ - flexlife

flexlifeは1998年に結成されたR&Bバンド?で,当初は五人いたみたいですが現在は二人だけのようです.今回ご紹介する「それいゆ」は知り合いに貸してもらったもので,彼女らの作品は正直これしか知らないのですが,センスがめちゃくちゃ良いと感じます(聴い…

PIZZICATO FIVE - Pizzicato Five

こんばんは,ピチカート・ファイブの1999年のアルバム「PIZZICATO FIVE」を今回は取り上げます.バンド名をアルバムタイトルにするのは覚悟の表れだと私は思っているのですが,この作品も例外では無いと思います.ピチカート・ファイブは次作の「さ・え・ら …

Lucy - 大貫妙子

大貫妙子と坂本龍一が組んだ,1997年のアルバム「Lucy」を取り上げたいと思います.大人の音楽ですね,これは.私はシュガー・ベイブ時代とこのアルバムしか大貫妙子をまともに聞いたことが無く,このアルバムも彼女の割と後期のアルバムのような気はするの…

ペイパードライヴァーズミュージック - キリンジ

さあ今回で本ブログが取り上げたアルバムは100枚目となります.令和が始まる前に書いてしまいましょう.彼らの,いや日本のポップスにおける最高傑作と私は信じてはばかりません.キリンジの1st「ペイパードライヴァーズミュージック」を取り上げます.正直…

Human Elements - Makoto

この記事が100記事目みたいで,なかなか感慨深いですね.まさかここまで続けるなんて当時は思いませんでした.しかし紹介したCDが100枚目という訳ではないので,またその時が来たら改めて何か書こうと思います.今日はDrum&Bassを主に手がける日本人ミュージ…

できれば愛を - 坂本慎太郎

ゆらゆら帝国のボーカル,坂本慎太郎のソロ三作目「できれば愛を」を取り上げたいと思います.2016年の作品です.もうそんな経ちますか...非常に聴き心地のよい作品ですが,相変わらずどんよりしてます.インタビューによると明るい感じを出したかったよ…

音楽室 - Aki Tsuyuko

今回はアキツユコのchildiscより発表された1999年の作品,「音楽室」を取り上げます.私がこの作品を聴いて感じた印象は以下の方がほとんど代弁してくださっています. namyoun.hatenablog.com 自分は彼女や、他のChildiscの幾つかの作品を耳にしていて、と…

ドルフィノ - フレネシ

買いました.frenesi名義で発表されたファーストミニアルバム「Landmark Theater」の8曲に未発表音源や新曲が追加された,フレネシの「ドルフィノ」を取り上げたいと思います.2013年の作品で,このアルバムを最後に彼女は音楽制作を無期限休止にしたようで…