Human Elements - Makoto
この記事が100記事目みたいで，なかなか感慨深いですね．まさかここまで続けるなんて当時は思いませんでした．しかし紹介したCDが100枚目という訳ではないので，またその時が来たら改めて何か書こうと思います．今日はDrum&Bassを主に手がける日本人ミュージシャン，Makotoの1stアルバム「Human Elements」を取り上げたいと思います．2003年の作品です．Drum&Bassに一時期ハマっていた時期がありまして，そんなに深堀りをすることはなかったのですがRoni SizeやGoldie，4 Heroなどの有名どころは割と聴いており，その流れで彼に辿り付いた覚えがあります．彼はどちらかと言うと日本よりも海外での知名度の方が高い感じですかね．検索しても海外サイトばかりがヒットします．デビューもイギリスのレーベルだったようです．非常にソウルフルでかっこいい曲を生み出し，日本人が作っているとはとても思えません．ブラックミュージックに対する深いリスペクトがあるのでしょう．
「Introduction (feat. MC Conrad)」：Marvin Gayeのライブを想起させるアルバムの導入です．ライブ盤ではないですが，さながら今からライブが始まるかのような高揚感を与えます．
「Where Are You Going?」：エレピとホーンが印象的な，最初の曲にふさわしい勢いのある曲です．リズム・セクションも開放的で爽やかですね．あまりDrum&Bass感は無いかも．
「Time (feat. Cleveland Watkiss)」：前曲から間髪を入れずになだれ込みます．こちらは歌物となっており，比較的メロディアスですね．
「Seventy Three Jam (Interlude)」：インタールードですが，密かに気に入っています．何と言ってもファンキー．Drum&Bass一辺倒ではないところがいいです．アルバム一枚全部そうだと疲れますし．
「Its No Mystery (feat. Lori Fine)」：残念ながらYouTubeには無かったのですが，私がこのアルバムで一番好きな曲です．浮遊感のあるベースと，割と淡々としたドラムスなんですが，サビになった瞬間の展開，コード進行でハッとさせられます．めちゃくちゃかっこいいです．
- provided courtesy of iTunes
ちなみにボーナスCDも付いてきます． あとSUNANDBASSというDrum&Bassの祭典があるみたいですが，以下に貼る彼のプレイが非常に気に入ってます．作業用BGMにいいですよ．
