音楽好き好き

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日々気合

2018-01-01から1年間の記事一覧

フリー・ソウル和田アキ子 - 和田アキ子

今日は大晦日,紅白歌合戦と来たら,この方でしょう.とはいえ2016年から落選が続き,今年も出られないのでしょうか?ぶっちゃけ紅白歌合戦は全く興味がないですが,この小西康陽による和田アキ子コンピには新鮮な驚きと面白さがあります.トラックはガチな…

Potential Meeting - Silent Poets

Silent Poetsの初期のアルバム,「Potential Meeting」を取り上げたいと思います.メンバーの下田法晴は,元美大生ということでジャケットデザインも手がけており,同じレーベルのSpiritual Vibesのアルバムジャケットにも彼が関わっていたようです.彼らの…

草木萌動 - 長谷川白紙

12/19にリリースされた長谷川白紙という方の作品「草木萌動」を取り上げたいと思います.リアルタイムな作品を取り上げるのは初めてな気がします.彼はまだ19歳の現役音大生のようで,今回が初CD化らしいです.あ,だから19日なんですね.サンクラで最近知っ…

COIEDA - 高木正勝

公文式のCMでも使われたことのある美しい楽曲「girls」が収録されたアルバム,「COIEDA」を取り上げます.聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか? www.youtube.com このアルバムは前作の「Sail」よりも抽象度の高い作品かと思いますが,電子音と生楽…

Synchronicity - The Police

ポリスの5枚目のアルバムにしてラストアルバム,「Synchronicity」を取り上げたいと思います.私がポリスを聴いたのもこれが初めてだった記憶があります.海外のロックバンドはあまり聴かないのですが,このバンドは気に入っています.気になる曲の紹介です…

キュプラ - フレネシ

フレネシこと熊崎ふさ子の最初のフルアルバム,「キュプラ」を今日は取り上げます.このアルバムはかなり好きですね.最初とはいえこれ以前から結構長いこと活動していたようで,非常にクオリティが高いです.この人はサンクラで知ったのですが,以前取り上…

ワンルームサバイバル - Serani Poji

セラニは今回で二回目です.前回取り上げた「manamoon」の次の作品「ワンルームサバイバル」を取り上げます. nagura260404.hatenablog.com内容ですが,「manamoon」とは結構毛色が違います.まずボーカルはcecilのゆきちさんから東野佑美さんに替わっていま…

Blue - Joni Mitchell

Joni Mitchellを初めて聴いてから結構経つんですが,このアルバムの良さが分かったのは最近のことです.アルバム内に収められた曲はメロディが捉えにくく,しかも基本洋邦問わずあまり歌詞を聴かないせいで,最近まで1曲1曲を識別することすらできていません…

Tago Mago - CAN

CAN

CANはドイツのロックバンドですが,メンバーの多くはもともとアカデミックな音楽の教育を受けており,その影響か前衛的な音楽性が特徴となっています.特にこのアルバムは傑作の誉れ高く,彼らの代表作とされています.ボーカルが日本人ヒッピーのダモ鈴木で…

equal - agraph

agraphは牛尾憲輔による一人ユニットです.彼は電気グルーヴのサポートやLAMAのメンバーとしても活動しています.このアルバムはジャケットのような美しい電子音による作品で,結構メロディアスだったり,アンビエントだったりします.本人の精神性とか実験…

FUTURE KISS - サニーデイ・サービス

幼稚園で行われたライブの模様を収めた,サニーデイ・サービスのアルバム「FUTURE KISS」を今回は取り上げます.バンドは一度解散していますが,このアルバムはその解散前最後のアルバムでもあります.このライブを楽しんだ園児たちは私と同世代かちょっと下…

ミーのカー - ゆらゆら帝国

今日は珍しくイライラすることがありました.デリカシーのない友人の表情と一言が脳にこびりついて離れません.普段ならきっと聞き流していたでしょう.それも今回切りです.空気が読めないのはいいんです.でも人を苛つかせていることに気づくべき.誰も周…

I Am - Earth, Wind and Fire

Earth, Wind and Fireの傑作「I Am」を取り上げます.前作「All 'N All」もブラジルの爽やかさがファンクの泥臭さを中和したような聴きやすい作品ですが,今作は更に洗練され,AORに片足突っ込んだような作風となっています.白人の作曲家,David Walter Fos…

In A Silent Way - Miles Davis

電化マイルスの代名詞的一枚「Bitches Brew」の一つ前の作品となる1969年の「In A Silent Way」を今回は取り上げます.全部で2曲ですが,プロデューサーのテオ・マセロによって複数の曲が編集されて作り上げられたもののようです.電化マイルスは激しくアブ…

7-seven- - キリンジ

ジャケット姿の堀込兄弟が印象的なアルバム「7-seven-」を取り上げます.エレクトロなアプローチを見せた「DODECAGON」の次作にあたるこのアルバムは,「3」のようなキレを感じる快作となっています.まず不穏なホーンのイントロで始まる「家路」に驚きます…

Musical Massage - Leon Ware

Marvin Gayeの傑作「I Want You」に楽曲提供とプロデュースを行ったことで有名なLeon Wareのソロ「Musical Massage」を今回は取り上げます.このアルバムはテイストがほとんど「I Want You」と同じですが,作曲者が同じで3ヶ月程しか空いていないのですから…

Who Is Jill Scott?:Words and Sounds Vol. 1 - Jill Scott

寒い冬に聴きたくなるJill Scottの1st「Who Is Jill Scott?」を今回は取り上げます.4heroの2001年のアルバム「Creating Patterns」に収録された「Another Day」が私のJill Scott初体験だったと思います. www.youtube.com 歌詞や歌声からもっと少女っぽい歌…

炭酸水 - フーバーオーバー

フーバーオーバーは既に解散しており,多分私がこのアルバムを聴き始めてすぐだったと思います.なぜ聴くようになったのか記憶が無い上,このミニアルバムしか長いこと聴いて無かったのですが,かなり面白いバンドだったような気がします.最近それに気付い…

Ridge Racer Type4/Direct Audio - namco

今は亡きnamcoの名作レーシングゲーム,R4のサントラを今日は取り上げます.R4は家に何故かあったため,小学生の頃遊んでいました.子供心ながら非常に洗練されたBGMとインターフェイスの印象が強く,大学生になっても気になってサントラを買いました.やは…

The First Question Award - Cornelius

Corneliusの1st「The First Question Award」です.1994年の作品ですね.最近,といっても2017年ですが2006年の「Sensuous」から11年越しの新譜「Mellow Waves」の発表で驚き,内容も予想の斜め上を行くもので二度驚きました.私はCorneliusが音楽を担当して…

phony phonic - capsule

冬の京都は死ぬほど寒くて,特に最近は無事越冬できるか不安になります.まあ音楽があればなんとかなりますけどね.そしてなぜか聴きたくなったcapsuleの3作目「phony phonic」を取り上げます.この時代のcapsuleは私的に非常にツボです.1stの「ハイカラガ…

空洞です - ゆらゆら帝国

最近blankey jet cityを聴き始めいいなあと思ったんですが,独特の歌詞や頭の血管が切れそうな音楽性が私にゆらゆら帝国初期を想起させました.しかし今回取り上げるアルバム「空洞です」はゆらゆら帝国の最後のアルバムであり,まったくロックバンド感ない…

Elis Regina in London - Elis Regina

知人がブラジル音楽に傾倒していて,私も試しに良さげなブラジルの音楽を調べて買ったのが,今回ご紹介するElis Reginaの「Elis Regina in London」です.1969年の作品のようです.この時代の音楽はどれも素晴らしく,適当にこの年代のCDを買ってもあまりハ…

Child's View - 竹村延和

勝手に竹村延和縛りで一週間レビューを書いてきました.とりあえず今回でこの縛りは終わりとしますが,最後に記念すべき竹村延和の1stソロアルバムにして傑作,「Child's View」を取り上げたいと思います.このアルバムは1994年に発表され,この時期はまだSp…

ほしのこえ - 竹村延和

竹村延和の「ほしのこえ」のご紹介です.このアルバムのジャケット単体でも非常に気に入っているのですが,ケースも特別に黄色くなっていてジャケットアートとよくマッチし,愛着が湧きます.以前紹介した「Sign」の「Sign」と「Animate」の「A Chrysalis」…

Milano - 竹村延和

ミラノで行われた三宅一生のファッションショーで使われた音楽が収録された,竹村延和の1999年の作品「Milano」をご紹介します.緑単色のジャケットのように見えますが,よく見るとイタリアが描かれています.ファッションショーという必ずしも音楽が好きな…

Newly - Spiritual Vibes

Spiritual Vibesのリミックス集です.1曲目の「Idylic」は新曲で,私がSpiritual Vibesで最初に聴いた,もっと言えば竹村延和と初めて出会った思い出深い曲です.非常に好ましい雰囲気で,一発で好きになりました. www.youtube.com2曲目は「Hazy Moon」のSi…

Tender Blue - Spiritual Vibes

Spiritual Vibesは竹村延和が在籍していたバンドで,ジャケットから見て取れるような非常に洗練された音楽性を持っていました.実はどうぶつの森の音楽で有名な戸高一生もビブラフォンで参加していました.また,このアルバムのクレジットを見るとヴァイオリ…

ANIMATE - 竹村延和

2002年の作品「ANIMATE」です.スピーチマシンが使われており,この後の作品の「10th」の電子音部分を抽出したようなアルバムとなっています.曲がそれぞれ10分近く有り,「10th」がバラエティ豊かな短い曲をたくさんであるのに対してこちらは一つのテーマを…

Sign - 竹村延和

今週は竹村延和ウィークということで,竹村延和周辺を中心に記事を書いていこうと思います.まずは2001年の作品「Sign」のご紹介です. www.youtube.com 彼にしては珍しくビデオクリップがあるので貼っときます.映像は若野桂さんというデザイナーの方による…