音楽好き好き

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日々気合

Blue - Joni Mitchell

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Joni Mitchellを初めて聴いてから結構経つんですが,このアルバムの良さが分かったのは最近のことです.アルバム内に収められた曲はメロディが捉えにくく,しかも基本洋邦問わずあまり歌詞を聴かないせいで,最近まで1曲1曲を識別することすらできていませんでした.今思うとかなり適当な聴き方です.ですが英語のリスニングの練習がてらこのアルバムの曲の歌詞を読んでいたら,曲の輪郭がはっきり分かるようになり,名盤と評価されている意味が分かりました.最近は完全にお気に入りになり,四六時中聴いています.たぶんフォークと呼ばれるジャンルは,メロディよりも歌詞やメッセージが第一にあり,伴奏はそれをより効果的に聴かせるためのものなのでしょう.今までの私は,いうなれば,ゲームや映画を実際に体験せずにサントラだけを聴いていたようなものです.サントラを楽しむには決定的に何かを欠いた人間でした.今までスルーしていた音楽も歌詞を理解できれば楽しめるのではという期待が芽生え,非常にうれしく思いました.

アルバムの内容ですが,以前紹介した日本のバンド,さかなの「Blind Moon」が近い感じです.

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しかしギターが結構独特で,私がフォークをほぼ聴かないのもあってあまり似た人が思いつきません.Aztec Cameraとか質感はちょっと似てますかね.ネオアコ好きは反応するかもしれません.(いい意味で)散文的な歌詞とメロディはややとっつきづらいかも知れませんが,良さが分かるとこのアルバム以外いらないという気分になります.ジャケットのような,非常に深みのある作品だとしみじみ思います.慈愛に満ちた弾き語りの「Little Green」,コンガの入った軽快な「Carey」が非常に好きですが,今日に限っては「River」に胸打たれます.

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