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それいゆ - flexlife

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 flexlifeは1998年に結成されたR&Bバンド?で,当初は五人いたみたいですが現在は二人だけのようです.今回ご紹介する「それいゆ」は知り合いに貸してもらったもので,彼女らの作品は正直これしか知らないのですが,センスがめちゃくちゃ良いと感じます(聴いてる私のセンスが良いとか言いたい訳ではなく).「あれ,ここちょっとダサい?」みたいな部分が一切無く,昔のソウルやファンクをしこたま聴いて研究されたんだろうなあと想像してしまいます.また,2002年の作品ですが当時はすでに三人になっていたみたいです.

「getting better」:温かみのあるコーラスとエレピのイントロが最高です.スライを思わせるベースラインも良いです.かなりしっかりした演奏の上に可憐な声が乗るっていうのは,なかなかズルい組み合わせかもしれません.これは売れるでしょ,と思うのですが,意外に知られていないみたいです.

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「夢を慕いて」:いいソウルのフィーリングが出てます.歌い方が結構独特で,個性が確立されてる感じがします.

「adlib-one(interlude)」:インタールードです.これアドリブなんですかね,プロってすごい.めちゃくちゃかっこいいんですけど.山下達郎もたまにこういうかっこいいインタールードやりますよね,これとか.

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スカイライン」:ギターが心地いい,比較的さわやかな楽曲です.動画ではもう二人しかいないみたいで,少し寂しい感じがします.十分良いんですけどね.

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「バーバリアン」:不思議な歌詞の曲です.こねくり回したような歌い方がここで頂点に達しています笑.

「WAR」:こちらも歌詞が気になってしまいます.両親が喧嘩している状況を,同じ船の上で綱引きをしていると状況に例えるところが独特で,余計なお世話ですが,過去に何があったのか心配してしまいます.あとベースがうますぎる気がする.若干「Voodoo」のピノっぽい瞬間があります.

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「adlib-two(outro)」:アウトロです.しかし終わり方もかっこよすぎる...

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Gil Evans & Ten - Gil Evans

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雨の降る夜は,何となくジャズを聴きたくなってしまいます.今回取り上げるのは,指揮者でピアニストでもある,ギル・エバンスの「Gil Evans & Ten」です.彼の最初のリーダー・アルバムみたいです.1957年の作品ですから,60年以上昔ですね.今までこのブログで取り上げた作品の中でも最古だと思います.地元の図書館はジャズとかクラシックとか民族音楽などのCDが借り放題だったので,よく分からずに色々借りてはリッピングをしていたものですが,今聴いてみるとやはり良いものですね.ゆったりとした展開が非常に心地よく大人な感じですが,かといって退屈さは全く無い,とても味わい深いアルバムだと感じます.私は聴いてて,昔のセリフの無い白黒映画を思い浮かべます.そしてそれにとどまらず,自分の周囲まで白黒の世界になるような錯覚すら覚えます.まるで自分が映画の中で生活をしているような,今まさにタイプライターを叩いて仕事をしているような,どこか懐かしい古き良き音楽といった感想を持ちます.とてもおすすめです.

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ちなみにモンクのこの作品も1957年でした.こちらも最高に好きなアルバムです.

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「どこでもDJ(仮)」なるサービスを考えたので誰か作って下さい.

自分の脈拍とか感情,部屋の照明だったり温度や湿度とかで聴きたい音楽って変わりますよね.でも膨大な音楽の中から,その瞬間に最適な音楽というのを自分で選ぶのは難しい訳です.とりあえず音楽を流してみるのですが,実は記憶の彼方にある忘れていた音楽がめちゃくちゃぴったりだったりすることも,往々にしてあるでしょう.また,そもそも音楽を選べるほど知らない人は,知っている音楽で満足するしかないでしょう.

逆に,今まで良いと思えなかった音楽も,ある時ふと良さが分かる瞬間というのも存在します.最適なタイミング,環境で音楽を聴くことで,音楽の本来の良さに気づくことでそれは起こると考えられます.詰まるところ言いたいのは,より良い音楽体験を実現するためには,音質とか曲の良さだけでなく,音楽とリスナーの状態のマッチングを図ることも重要なファクターであるということです.

実際ディスクジョッキーというのは,リスナーを想定して,今の季節にピッタリの音楽だったりを届ける仕事なんですが,まあ雑ではありますよね.春なので桜ソングを流します,じゃあ大雑把すぎて,私みたいにひねくれた人間には届きません.また,この記事を読んでいる方はDJと言えばもっとパーティとかライブハウスとかを想像するかも知れませんが,これも原理は一緒で,その場にいる人々の状態や環境を照明とか音楽で統一することで,みんなを同じ音楽で効率よく熱狂させることができているように思えます.YouTubeとかでDJのプレイを見ても,その場にいる人々ほど盛り上がれませんよね.リスニング環境が違うのだから当然です.これらに見られるのは,一つの音楽に対して多人数をマッチングさせるという構造です.じゃあ一つの音楽に対して一人のリスナーを対応付けた方がマッチングの精度は高まるのではないでしょうか?

一つの音楽に対して一人のリスナーをマッチングしてくれるサービスにSpotifyがあります.使ったことのある方はご存知でしょうが,このサービスはリスナーの好きそうな音楽を結構な精度でレコメンドしてくれます.しかし,DJと違っていつこの音楽を聴けとかは指示してくれません(一応悲しいときのプレイリストとかあるみたいですが).リスナーは自分で自分の調子を把握して,自分で選ばなければいけません.また,人間は時々刻々変化を続けるので,「君はこういう音楽好きでしょ?」じゃあまだ足りません.「2019/5/20の12:42の体温が36.8℃,血圧が〜の君はこういう音楽好きでしょ?」位細かく分割してもいいと思います.

前置きが長くなってしまいましたが,ここで「どこでもDJ(仮)」なるサービスを提案します.リスナーは何らかのセンシングデバイス(腕時計型やスマホ,メガネ等)を保有しており,そのデバイスは今リスナーがどのような状況に置かれているのか,どんな景色を見ているのか,緊張しているのか,などを取得します.そして,その状況からピッタリの音楽をリスナーに提案します.どう提案するのか?そこがミソなのですが,サービスの利用者は音楽を聴いていて「いいな!」と思ったらボタンか何かを押します.すると,押した人間の状態や取り巻く環境が曲名と一緒に保存されて共有されます.つまり,あるリスナーに「いいな!」と思わせた音楽や状態,環境は,他のリスナーにも有効であるという仮定を置くことにします.そして,別のリスナーが同様の状態や環境に置かれた場合に,誰かが「いいな!」した音楽が提供されます.そして,それが良いものなら高評価,別に響かなかったら低評価をすることで,サービスとしてより良いマッチングを提供できるようになっていくのではないかと考えています.

前にこのシステムを作りかけたのですが,諸事情あって手元にありません.しかしいずれこんな時代が来るんだと思います.もう誰かやっているかも知れません.私自身こんなシステムが欲しいので,誰か作ってくれませんかね?映画のように劇伴がついた日常が送れるのは面白いと思うのですが...