音楽好き好き

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日々気合

@Jazz

Who Is This Bitch, Anyway? - Marlena Shaw

1975年にジャズレーベルのBlue Noteから出された,マリーナ・ショウの「Who Is This Bitch, Anyway?」.キツめのジャケットが良い.ジャズなのかソウルなのか良く分からないが,傑作であることは間違いない(そもそもこの年代のソウルで,ハズレを掴まされた…

On The Corner - Milse Davis

音楽というものには大抵メロディやコード進行などの展開が付き物で,ジャズも例外では無いと思うのですが,ジャズトランペッター,マイルス・デイビスによって作られた1972年のこの作品「On The Corner」には,およそ分かりやすい展開がありません.この時期…

Return To Forever - Chick Corea

京都は現在祇園祭の真っ只中です.私も昨日4,5年振りぐらいに行きました.人が多い.以上. 今回取り上げるのはチック・コリアの1972年のアルバム「Return To Forever」です.涼しげなフェンダー・ローズの音色とラテンっぽいリズムが暑い夏にピッタリだと…

WELCOME BACK - 矢野顕子

就活,何とかなりそうです.やはり運命と言うか,思い返せば自分とかなり縁がある企業に引きつけられた感じがします.人生塞翁が馬とはよく言ったものですね. 今回は矢野顕子の1989年の作品,「WELCOME BACK」を取り上げたいと思います.このアルバムの目玉…

Gil Evans & Ten - Gil Evans

雨の降る夜は,何となくジャズを聴きたくなってしまいます.今回取り上げるのは,指揮者でピアニストでもある,ギル・エバンスの「Gil Evans & Ten」です.彼の最初のリーダー・アルバムみたいです.1957年の作品ですから,60年以上昔ですね.今までこのブロ…

bluenö - bluenö

以前フレネシの2009年のアルバム「キュプラ」を取り上げました. nagura260404.hatenablog.com 「キュプラ」はフレネシ名義のファーストフルアルバムですが,1999年にはすでに「Landmark Theater」というミニアルバムをfrenesi名義で京都のレーベルから出し…

Rejoice - Pharoah Sanders

サックス奏者であるPharoah Sandersの1981年のリーダー作品「Rejoice」を取り上げます.日本語では彼をファラオと読む方が多い気がしますが,綴り的にはファロアの方が近そうなんですけど,どうなんでしょう*1.それはさておき,今作は前作の「Journey to th…

Procession - Weather Report

私の大好きなジャズ・バンド,Weather Reportの13枚目のアルバム,「Procession」を取り上げたいと思います.このバンドのだいぶ後期に位置づけられる作品ですね.名盤と言って差し支えないでしょう.ロック好きの方も反応されるかも知れません.ちなみにこ…

ことばのまえ - Spiritual Vibes

今回は竹村延和率いるSpiritual Vibesの2作目,「ことばのまえ」を取り上げます.1996年の作品です.ジャズ的要素が強かった前作「Spiritual Vibes」に比べて,こちらはよりナチュラルでイノセントな感触がします.全体的にゆったりリラックスしていて,ク…

Mysterious Traveler - Weather Report

今回はWeather Reportの1974年の作品,「Mysterious Traveler」を取り上げたいと思います.このバンドはジョー・ザヴィヌル(シンセサイザー等)とウェイン・ショーター(サックス)以外のメンバーが流動的によく変わり,作風もワールドミュージックよりにな…

Journey to Journey - 挾間美帆

NHKの番組「美の壺」のBGMは主にジャズなんですが,そこでたまたま流れていたのが挾間美帆さんの「Journey to Journey」で,何だこれはと思いこの方を知りました. www.youtube.comもともとクラシック畑の方のようですが,だんだんジャズに転向していったみ…

SUSTO - 菊地雅章

菊地雅章の1981年の作品,「SUSTO」を取り上げます.タイトルはスペイン語で,ショック,恐怖,怯えといった意味のようです.確かに衝撃的な音楽です.便宜上ジャズにカテゴライズしていますが,先入観にとらわれないで聞いてもらいたいです.アメリカの地下…

In A Silent Way - Miles Davis

電化マイルスの代名詞的一枚「Bitches Brew」の一つ前の作品となる1969年の「In A Silent Way」を今回は取り上げます.全部で2曲ですが,プロデューサーのテオ・マセロによって複数の曲が編集されて作り上げられたもののようです.電化マイルスは激しくアブ…

Newly - Spiritual Vibes

Spiritual Vibesのリミックス集です.1曲目の「Idylic」は新曲で,私がSpiritual Vibesで最初に聴いた,もっと言えば竹村延和と初めて出会った思い出深い曲です.非常に好ましい雰囲気で,一発で好きになりました. www.youtube.com2曲目は「Hazy Moon」のSi…

Tender Blue - Spiritual Vibes

Spiritual Vibesは竹村延和が在籍していたバンドで,ジャケットから見て取れるような非常に洗練された音楽性を持っていました.実はどうぶつの森の音楽で有名な戸高一生もビブラフォンで参加していました.また,このアルバムのクレジットを見るとヴァイオリ…

As Falls Wichita, so Falls Wichita Falls - Pat Metheny & Lyle Mays

非常に長いタイトルで,未だに間違えそうになります.Pat Metheny関係のアルバムで,「Still Life」と争うくらいよく聴くアルバムです.1981年発表なので,彼のキャリアの中では割と初期の方の作品です.パーソネルはPat Methenyがギターとベース,Lyle Mays…

Sci-Fi - Christian McBride

ジャズベーシスト,Christian McBrideのアルバム「Sci-Fi」のご紹介です.「Sci-Fi」とは言ずもがな「Science Fiction」の略ですが,ジャケットの彼はマトリックスのイメージでしょうか?異常に似合ってます.私は最近のジャズ(作品は2000年のもの)はあま…

Thelonious Himself - Thelonious Monk

モンクを聴くまでは,ジャズに限らずピアノは流麗に弾かれるのが当たり前だと思っていました. そのため私の初めてのモンクであるこのアルバムの1曲目「April In Paris」を耳にしたときは,違和感だらけで拒絶反応を起こしてしまい,それ以降しばらくモンク…