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Who Is This Bitch, Anyway? - Marlena Shaw

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1975年にジャズレーベルのBlue Noteから出された,マリーナ・ショウの「Who Is This Bitch, Anyway?」.キツめのジャケットが良い.ジャズなのかソウルなのか良く分からないが,傑作であることは間違いない(そもそもこの年代のソウルで,ハズレを掴まされた記憶が無い).とやかく言わずに聴いてみよう.

「You, Me and Ethel / Street Walking Woman」:男女の小芝居がこのアルバムの導入になっている.男はフラれ,ファンキーグルーブがフェードインする.

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「Davy」:前半はややまどろっこしい雰囲気だが,後半からスピード感が増してくる.緩・急・緩のクラシックみたいな構成.

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「Feel Like Makin' Love」:ロバータ・フラックのカバー.全く違和感が無い.2:23あたりの「キャンドルラッハーイ」が個人的にツボ.

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「The Lord Giveth and the Lord Taketh Away」:能天気な箸休め曲.もっと長く聴きたい.

「You Been Away Too Long」:うねるボーカルとサウンドが渾然一体となった傑作.安易なカバーを許さないであろう.

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「Loving You Was Like a Party」:本作で最も好きな曲.序盤の,スライのような気だるさから,後半はスティービー・ワンダーじみてくる.ベースのグルーブがすさまじい.

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「A Prelude for Rose Marie」:クラシカルな楽器編成による序曲.もはやなんのアルバムだ?

「Rose Marie (Mon Cherie)」:アルバムラストは,思い出したようにビッグバンド的なジャズを持ってくる.

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ボーカリストとして卓越した表現力を感じる.その点,ジル・スコットなんか結構近いかも. 

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