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I Am - Earth, Wind and Fire

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Earth, Wind and Fireの傑作「I Am」を取り上げます.前作「All 'N All」もブラジルの爽やかさがファンクの泥臭さを中和したような聴きやすい作品ですが,今作は更に洗練され,AORに片足突っ込んだような作風となっています.白人の作曲家,David Walter Fosterが全面的に参加しているからでしょうか.1曲目の「In The Stone」は素晴らしくドラマチックなイントロで,日本のおもしろファンクバンド,レキシの「大奥〜ラビリンス〜」は明らかにこれのオマージュでしょう.私もこのイントロは大好きです.構成も王道な感じでめちゃくちゃポップなのですが,パーカッションやベースが効いていて,凡庸なポップスに陥ることはありません.完璧な曲です.

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畳み掛けるような2曲目の「Can't Let Go」はスタジオ版も素晴らしいのですが,以下のライブも非常にかっこいいです.

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テンポが速く,コード感?もなんかお洒落です.モーリス含む3人がノリノリで足踏みしているのが印象的です.「Boogie Wonderland」は4つ打ちの曲で,父親も知っているくらい日本でも人気があったみたいです.個人的には普通な感じがしますけど.「Wait」は繰り返される哀愁のギターフレーズが何処か懐かしいバラードです.結構好きです.「Rock That!」は勇ましいホーンとギターが特徴的なインストです.ちょっと聴いてて疲れます.「You And I」は最後の曲にふさわしく,達成感のようなものがにじみ出ています.この曲を聴くたびに,いいアルバムだったなあというバカみたいな感想を抱きます.楽しい作品です.