S.F. Sound Furniture - capsule
capsuleは中田ヤスタカとこしじまとしこによる音楽ユニットです.ジャンルはテクノポップとでもいいましょうか,特に初期はピコピコサウンドでピチカートっぽいお洒落なサウンドが特徴です.このアルバム(以下SF)も「L.D.K Lounge Designers Killer」「NEXUS - 2060」と合わせて初期SF三部作と呼ばれることも多いテクノポップ路線のアルバムです.「家具としての音楽」といえばエリック・サティもこのようなコンセプトのもとBGMのはしりのような曲を作曲していますが,SFもBGMとして聴くことができる一方で,集中して聴いても十分楽しめる一枚となっています.今回はいくつか曲紹介もしたいと思います.
「GO! GO! Fine Day」:このアルバムで一番好きな曲です.タイトなドラムスとミニマルな曲調が癖になります.かなりピチカートファイブの影響が強いように思います.「Playboy Playgirl」が近いでしょうか.
「ポータブル空港」:ハウスっぽい新機軸を予感させる曲です.可愛いと言うよりはかっこいい.セルフリミックス集「capsule rmx」に収録されているバージョンはもっとかっこいいです.
「宇宙エレベーター」:capsuleには都会やSFチックな近未来に対する憧れが歌われた曲が多く,この曲も後者に属します.打ち込みだと思うのですが,非常に凝ってます.
「Super Scooter Happy」:ありったけのかわいさをぶち込んだような曲です.作詞も中田ヤスタカであることに留意しながら聴くと複雑ですが..
浅い感想ですが,音楽はやはり楽しいのが一番だと思います.ゲーム音楽が好きな方はきっと気に入ると思います.