ヤケクソ弾丸サイクリング宇治のすゝめ
最近アルバムの紹介をあまり出来ていないのには理由がありまして，端的に言って現在私の精神が非常に追い詰められていることが原因です．
第一志望の，本当に第一志望であった企業に面接で落ちてしまいました．これ以上詳細は言えませんが，このショックは想像以上でした．正直面接の手応えはアレだったのですが，インターンにも行っていましたし，職場の方にも，私が会社と相性がいいと思って頂いたようでした．が，実際面接を受けてみると，思った以上に話せませんでした．本当に好きな企業の場合，志望理由が多すぎて逆に整然と話すことが難しくなる，というなんとも皮肉な結末を，私は受け入れる他ありませんでした．
私はもう研究と就活に憔悴しきってしまい，鴨川を呆然と眺めたりもしましたが，このままでは心が死んでしまいそうだったので，先程夜に友人と自転車で宇治まで行って帰ってきました．南禅寺から山を越えて山科，突っ切って宇治と書くのは容易いですが，ママチャリではなかなか堪えました．しかし宇治は本当に良い場所です．風光明媚とはこのことで，平等院はもう閉まっていたのですが，隣の遊歩道から垣間見えた鳳凰堂の美しさに軽く感動を覚えました．宇治から京都に帰リ際，伏見稲荷で肝試しと洒落込み，ようやく見えた京都タワーもいつもと違って何か良かったです．随分心が晴れたものです．疲れに救われることもあるんですね．
割と昔からこういうことを考えてるのですが，やはり実際に起きた出来事が正解なんですよね．どんなに現場で自分が向いていると思っても，人事が向いていないと判断して落ちたという事実が正解で，もし面談がうまく行っていたら，というのは人間の想像力が生み出した虚像，不正解なんだと思います．この世に実際に起こることは全て正解で，それが自分にどんなに不都合だとしても覆すことはできないし，もし覆すことができたらそれもまた正解なんでしょう．結局起きてしまった事実に対する後悔というのは全く意味が無く，反省という形で未来に活かすしか，その事実の使い道は無いんだと思います．こんな思想が根底にある人間を取りたい企業なんて無いでしょうが．
こんな話をブログに書いてしまうと，読んだ方が純粋に音楽を楽しめなくなる懸念があり，今まではできるだけ避けてきたのですが，今回ばかりは一度吐き出しておきたかったので書きました．こんな気持ちにはそう滅多にならないことを祈ってこの記事を終えたいと思います．
