作曲家 大沢建太郎のラジオ大会2nd 2019/07/26
大沢建太郎(a.k.a. 北園みなみ)がツイキャスで毎週金曜日の夜(最近は土曜日に変更)に配信している「作曲家 大沢建太郎のラジオ大会2nd」に最近ハマっていて,できる限り毎週聴くようにしています.
twitcasting.tv彼の音楽を聴いたことが無い方のためにいくつか音源を貼っておきます.
「来世で逢いましょう」:80年代っぽい雰囲気がたまりません.チープな音源がノスタルジックです.
「やっぱりエビはカニじゃない」:「エビかしら どうかな カニのようね ため息を一つ やはりエビか」という歌詞が何とも可笑しいです.エビでは不満なのでしょうか.
「そりすべり」:私の中で最近評価が高い曲.季節外れのインストですが,展開が目まぐるしく,非常に面白いです.スパイスのように使われる「にゃん!」が良いです.
冗談なのか本気なのか分からない,飄々とした人柄とユーモアが音楽を聴くだけでも伝わってきますが,実際配信で喋っていても期待通りの変人で,とても面白いです.まず配信時間が我々一般人からすると大変非常識で,当初は毎週金曜日0:30スタートとされていたものの,昨日は3:40位から始まりました.他にも
- 狭い部屋の中でスケボーに乗り,コケて製作中の木箱を破壊する
- 「もち」という言葉が好きで,「ももち」も「もち」が入っているから好き
- 高校では写真部で,銀塩もやっていた(私も写真部だったのでシンパシーを感じる)
- 起きた時に時計の針を12時に設定して生活する
- Cymbalsが好きだが,その影響から逃れるために「Love You」を除いて全て売り払う
- スコアをメルカリで売却して日銭を稼いでいたことがある
- 画像のクリオネのような生き物はハート(スペルはこれで合っている)という名前で,中身は白猫.クリオネ型のラバースーツを着用している.
- ハートが微笑んでいるのは,何か嬉しいことがあった訳ではなく,全てを諦めているから
など,人によってはとても興味深い情報を得られます.昨日は喋り中心ではなく,次のアルバムに向けた作業をしながらの配信だったのですが,製作中のトラックを聴くことが出来たりして面白かったです.以下個人的に面白かった部分のメモ.
- 米米CLUBが全然人の入っていない箱で,ひたすら「ラーーー」と歌っている悪夢を見る.舞台が狭いので,ダンサーは客席にはみ出していたらしい.ここまで落ちたかと泣きたくなったようです.
- ツイッターを見ていて選挙絡みの政治的なツイートや肯定的なツイートに「頑張ろー」という気持ちになる
- やっぱりどうしても熱くなれない.どちらかというと熱い人間だが,根本的に諦めている
- みんなはより良く生きていこうとするが,そういう風に人はできているからそう考えるのだろうと思ってしまう.やれやれと,やれやれとすら思わない.否定的ではなく,ただ分からなくなる
- 全体としてはより後退するべきだと思う.文明の発展に対して反対.
- 医療とかでも,ボケは治す必要がないと思っている.ボケている本人は幸せで,ボケは防衛機構だと思う.
- 一番いいと思うのは,文明を放棄すること.どうせ残らない
- 更地に火を焚いて生きるのが幸せなんじゃないか
全体的に冗談めかした口調なのですが,非常に考えさせられる話を聴けました.私も文明が発展する必要がよく分からないと思っていて,もっと退化して動物みたいに生きれたら幸せだろうなと考えていたので 面白かったです.彼は諸行無常を体現したような人で,執着がまるで無いんだろうなというのを聴いてて感じます.気になった方は来週聴いてみると良いかも知れません.