Ballads For The Atomic Age - RADIQ
電子音楽家,半野喜弘の変名であるRADIQのアルバム,「Ballads For The Atomic Age」を取り上げたいと思います.RADIQ名義でも独自の美学に貫かれたストイックな音楽性はそのままですが,クラブでも機能するようなビートの強い作品がメインになっているようです.きっとこの麻薬のようなビートにみなさんも酔い痴れることでしょう.久々に聴いて私は少し感動しました.
「Quadrille」:私の思うドープとはまさにこんな感じ.音の抜き差しが天才的です.
「Suicide」:どエライカッコいいです.衝動を感じます.だんだんアバンギャルドになっていく生々しいパーカッションが特にいい.車を運転しながら聴くと,色々危ないかも知れません.
「Assemblage」:最高の一言.特にイントロのウッドベース.
ちなみにアルバムには13曲収録されており,何処を切ってもこんな感じです.まるで一つの生き物のような,有機的で生命力のあるアルバムだと思います.さすがにずっと聴いてると,疲れてきますけど..ということで紹介も短めにしました.