Batman - Prince
1989年の映画「バットマン」のサウンドトラックとしてリリースされた,プリンスのアルバム「Batman」を取り上げます.映画は一回見ようと思ったんですが,間違えてブルーレイを借りてしまい,プレイヤーを持ってなかったので結局見ずに返却するという苦い思い出がありますね...
このアルバムは「Lovesexy」の次に当たる作品で,結構分かりやすくて好きです.サントラだけあって,心なしか彼特有の臭みが抑えられているからでしょうか.
「The Future」:「あっ,プリンスだ」という感じの1曲目.
「Erectric Chair」:エレキギターが大々的にフィーチャーされた,ハードロック趣味全開のヘビーなファンクナンバー.サウンドに厚みがあっていい感じ.
「The Arms of Orion」:なんかディズニーとかで使われてても違和感が無さそうなデュエット曲.相手の女性は「Modern Girl」で有名なシーナ・イーストンです.
「Trust」:妙にテンポが速く,軽快なパーカッションが楽しい楽曲.非常に陽気で元気をもらえます.
「Lemon Crush」:何か岡村靖幸の「いじわる」を思い出します.サウンド的にはこちらの方が複雑で変態っぽいですが.もしかしたらこの曲がアルバムで一番アクが強いかもしれません.
「Scandalous」:すごいいい雰囲気のバラード曲.どこか近未来感があって好き.カズレーザーは少なからずこのMVの影響を受けていることでしょう,知りませんが.
「Batdance」:叫び声や笑い声等がコラージュ的に組合わせられた,意表を突くようなファンク・ミュージック.途中でリズムが変わるなど結構アヴァンギャルドですが,聴く者を退屈させません.MVも有名ですね.
映画もいずれ見てみたいと思います.