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第一回 英単語を覚えたいがために小話をでっち上げよう!のコーナー

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今回は以下の10単語を使ってでたらめな小話を作ります.

  • substantial:がっしりとした
  • eligible:適格で,適任で
  • terminology:用語
  • outset:発端
  • elucidate:はっきりさせる
  • pertinent:適切な,関係性のある
  • emanate:発する,出てくる
  • warrant:正当化する,保証する
  • viability:可能性
  • envisage:構想

がっしりとした(substantial),ラグビー経験者の男(名をAという)がいた.常に妖しい匂いを発している(emanate)ことで有名だった.彼はとある会社に勤務しており,一大プロジェクトの責任者に任命される.上司は彼が適任(eligible)であると推薦したらしい. プロジェクトの構想(envisage)はこうである.現在AI,専門用語(terminology)で言えばニューラルネットワーク等の機械学習技術が一時程ではないがもてはやされている.この技術は適切(pertinent)な入力と出力をある関数で自動的に近似することができ,とても役に立つ.例えば道路標識をカメラから認識するなど,複雑な画像や音声などのデータをうまく扱うことができ,今後は更に面白いことができる可能性(viability)が期待される分野である.この技術を用いて人を占おうというのがこのプロジェクトの一大目標である.

ことの発端(outset)は,社長が場末のショッピングモールで占い師に手相を見てもらった三日前にさかのぼる.

「あなたには僅かな余命しか残されていません.脳に大きな腫瘍があります.」

「そんなはずはない」

社長は当然否定した.占い師は占い師であって,医者ではないからだ.なぜ私の脳に腫瘍があるなど分かるのだろう.しかし念の為ショッピングモールに併設されたMRIを利用してみると,確かに黒い影のようなものがある.社長は二日後に亡くなった.

息子が次期社長になると,彼は父の病気を看破した占いというものに興味を持つ.占い師は手のシワを見ることで父の脳の状態を把握した.つまり,手相を機械に学習させることで人間の未来を予測することができるのではないか.このプロジェクトは次期社長の思いつきを正当化(warrant)するためだけに発足したのだった.

Aはこの経緯を知らされていないが,しかしそんなことは関係ない.このプロジェクトを成功させれば出世は約束されたようなものである.Aの未来やいかに.

母親がショッピングモールから帰ってきた.彼女に手相を見てもらえば,彼の未来ははっきりする(elucidate)ことを彼は知らないのだ.