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Overdose - Pizzicato Five

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NISSAN あ、安部礼司〜BEYOND THE AVERAGE」というラジオドラマをご存知でしょうか?平均的なサラリーマン,安部礼司が主人公の物語で,2006年に放送が始まり,現在もまだ続いているみたいです.この番組の第一回放送で流された「Happy Sad」という曲が,私のピチカート・ファイブとの出会いでした.ちなみに第一回の最初に流された曲は小沢健二の「ぼくらが旅に出る理由」で,こちらも小沢健二を初めて知った瞬間でした.

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今日はこの「Happy Sad」が収録された,ピチカート・ファイブの「Overdose」というアルバムを取り上げます.1994年の作品で,「ボサ・ノヴァ2001」の次作となります.曲紹介です.

「エアプレイン」:キラキラしたチェンバロ?の音色と太いベースが好対照な楽曲.歌詞はオザケンのことらしいです.「ホールデン・コールフィールドみたいとかなんとか言われてゴキゲンになるようなタイプ」という歌詞がいいです.

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「Happy Sad」:前述した,ギターのカッティングが気持ちいいキャッチーでグルービーな曲です.ピチカート・ファイブの最高傑作かもしれないですね.

www.youtube.com「スーパースター」:スーパースターに完全に入れ込んでしまった女性の歌です.少し切ないですが,それも受け入れる潔い女性という感じがします.

「If I Were Groopie」:宇野淑子という方のナレーションによる,昔グルーピーだった女性の未練たらたらな独白.歌詞の野宮真貴パートとナレーションの関係がよく分かりませんけど,トラックが非常にクールです.

「ヒッピー・デイ」:Swing Out Sister等のカバーで有名な「Am I The Same Girl」が元ネタの曲.ちょっとあからさま過ぎる気がします.

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「世界中でいちばんきれいな女の子」:結構好きな曲.決して盛り上がらず淡々とした曲調と,じわじわ相手の男に詰め寄る感じの歌詞が,声を荒らげない怒りを見事に表現していると思います.

「陽の当たる大通り」:割と有名だと思われる名曲中の名曲.サウンドもさることながら,なにより歌詞がいいですね.

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全体的に,歌詞のストーリー性がより強くなっている印象があります.皮肉も多いですね.高浪慶太郎が脱退してしまい,全曲の作詞作曲を小西ほぼ一人で行わなければいけなかった影響でしょうか.しかし名曲が多いアルバムです.

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